タイタンの妖女:The Sirens of Titan
考えて読むと哲学書
考えず読むとナンセンスコメディ
- 作者: カート・ヴォネガット・ジュニア,和田誠,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/02/25
- メディア: 文庫
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はじめまして。よつこです。
活字が好きな中年です。
折角なので、感想をまとめていこうかと思っています。
あわよくば、活字嫌いの人にも、数行で印象が伝わるような感想にしたい。
そこから興味持って仲間になってもらえたら、こんな嬉しいことはありません。
そして、あわよくば、
活字好きな人たちと触れ合いたい。
情報をいただいて、益々いろんな活字に触れていきたい。
この本好きなら、これもいいよ、
とか
これ読んだらいいよ
とか
教えてもらえたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします!
長くなりましたが、
最初なので、好きな本からいきたいと思います。
そして、感想は上の太字が全てです。
以下は、興味のある方だけお読みいただけたら幸いです。
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あらすじはもっとずっと綺麗にまとまっているサイトをご参考いただくとして。
爆笑問題の所属事務所名の由来にもなっている
有名SF小説です。
SF小説を読むといつも感じるのは、
読む側が考えて読むといくらでも深読みできる哲学書になるということ。
人生
とか
生き方
とか
死
とか。
考えようとすれば、この本をきっかけに色々考えがめぐります。
そういう読み方も好きです。
自分の体験できない事を、疑似体験させてくれるのが活字だと思っているので、
そこから、折角なら色々得たい
と私は思う。
でも、
最近ふと思ったのは、
作者はそこまで考えて書いてたのか?
ということ。
案外、何も考えずに書いているかもしれん。
そう思って、あまり深く考えずに読むと
哲学書がナンセンスコメディに変わります。
案外、狙いはこっちだったんじゃないか?
私自身、SF小説、大好きですが、
日本人作家でもなかなか読みづらい。
ましてや翻訳本になると、
ますます世界に入りづらい。
私の読書歴のせいももちろんあるのだけれど。
なので、読書力低めの私は
とりあえず、何も考えずに読んでいます。
ナンセンスコメディ
として。
そんな私にも読了後、何か響いてくるのが
タイタンの妖女のすごさ。
ま、きっと色々あるから人生は面白いのだろうな。
そして、その裏でカート・ヴォネガットがニヤリと笑っている気がする。
一昔前まで、
作者の名前にJrが付いてましたよね?
と。
その響きが結構好きだったのだけれど、
今はジュニア無くなりましたね。
個人的には、ちと寂しい。