本の感想と珈琲の話。

はじめまして。よつこです。読んだ本の感想と、本が読めそうな喫茶店探しの記録です。おすすめあったら教えてください!よろしくお願いいたします。

シャイニング 上下巻 : the shining

本当に怖いのは

ゴーストか?人か?

巨匠の描く人間のエゴが何より怖い。

 

 

新装版 シャイニング (上) (文春文庫)

新装版 シャイニング (上) (文春文庫)

 

 

 

新装版 シャイニング (下) (文春文庫)

新装版 シャイニング (下) (文春文庫)

 

 

 

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シャイニング

the shining

 

スティーブン・キング

*****

 

 

アイムホ〜ム〜〜〜

 

のセリフと

怖すぎるジャックニコルソンの顔↓

 

 

シャイニング (字幕版)
 

 

で有名な映画の原作。

 

 

映画版を観たスティーブンキングは

激怒したとか。

 

 

そりゃ、そうだ。

 

 

というくらい、原作と映画はテイストが違います。

 

 

大枠は一緒。

親子が冬に閉ざされるホテルの管理人になり、

一冬の間に色々起きてしまうという

大枠は一緒です。

 

特殊能力=シャイニングを持った少年も

もちろん出てきます。

 

何が違うかというと、

映画は兎に角ホラーを重視。

小説はホラーありつつ、人間の弱さを重視。

ってところじゃないかと勝手に思っています。

 

 

いつか大成する。

自分が大成できないのは、周りのせい!

 

という思いを無意識に持ち続けている

主人公の父。

小説家で、アル中で、自意識過剰。

でも、家庭の事はきちんと大事に思っている。

平常時ですら、

お酒飲みたい衝動と戦い、

自意識を抑え込み、

自分自身と戦っています。

 

そんな、思いにつけ込むゴースト達。

あの手、この手で、

あちらの世界に引っ張り込もうとするのですが、

それに見事に負けてしまう人間の弱さ。

 

そして、それに打ち勝つ人間の強さもまた描かれています。

 

うそう

人間ってそう上手くは生きれないよね

 

というのを痛感させてくれる

ホラー小説でした。

 

 

映画お好きな方も

原作おもしろいと思います。

 

ティーブンキング。

名作あり過ぎて、

次何を読んだらよいかしら?

 

悩むー。