シャイニング 上下巻 : the shining
本当に怖いのは
ゴーストか?人か?
巨匠の描く人間のエゴが何より怖い。
- 作者: スティーヴンキング,Stephen King,深町眞理子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/08/05
- メディア: 文庫
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シャイニング
the shining
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アイムホ〜ム〜〜〜
のセリフと
怖すぎるジャックニコルソンの顔↓
で有名な映画の原作。
映画版を観たスティーブンキングは
激怒したとか。
そりゃ、そうだ。
というくらい、原作と映画はテイストが違います。
大枠は一緒。
親子が冬に閉ざされるホテルの管理人になり、
一冬の間に色々起きてしまうという
大枠は一緒です。
特殊能力=シャイニングを持った少年も
もちろん出てきます。
何が違うかというと、
映画は兎に角ホラーを重視。
小説はホラーありつつ、人間の弱さを重視。
ってところじゃないかと勝手に思っています。
いつか大成する。
自分が大成できないのは、周りのせい!
という思いを無意識に持ち続けている
主人公の父。
小説家で、アル中で、自意識過剰。
でも、家庭の事はきちんと大事に思っている。
平常時ですら、
お酒飲みたい衝動と戦い、
自意識を抑え込み、
自分自身と戦っています。
そんな、思いにつけ込むゴースト達。
あの手、この手で、
あちらの世界に引っ張り込もうとするのですが、
それに見事に負けてしまう人間の弱さ。
そして、それに打ち勝つ人間の強さもまた描かれています。
そうそう、
人間ってそう上手くは生きれないよね
というのを痛感させてくれる
ホラー小説でした。
映画お好きな方も
原作おもしろいと思います。
スティーブンキング。
名作あり過ぎて、
次何を読んだらよいかしら?
悩むー。